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北村 昌美 『森を知ろう、森を楽しもう―森林彩時記』

ヨーロッパ人の日常生活に、自然との交流が深く入りこんでいるのにたいし、日本人の自然との交流は、むしろ日常生活を離れた特別のことのようでさえある。森を知ろう、森を楽しもう―森林彩時記 (小学館ライブラリー)posted with amazlet at 13.11.29北村 昌美 小学館 売り上げランキング: 951,397Amazon.co.jpで詳細を見る

矢部 三雄『恵みの森 癒しの木 -森の名所50選を歩く』

日本三大美林の最初は、なんといっても木曾ヒノキの森だろう。恵みの森 癒しの木 -森の名所50選を歩く- (講談社+α新書)posted with amazlet at 13.11.27矢部 三雄 講談社 売り上げランキング: 629,277Amazon.co.jpで詳細を見る

『現代森林政策学』

木材製品の品質が、数値表示が可能な「性能」に変わったことで、貿易もグローバル化を始めた。 現代森林政策学posted with amazlet at 13.11.27遠藤日雄 永田信 柿澤宏昭 石崎涼子 岡田秀二 白石則彦 矢部三雄 藤澤秀夫 大田伊久雄 亀澤玲治 福田隆政 辻 潔 岩川尚美 山田壽夫 荒谷明日兒 小林紀之 小澤普照 関岡東生 日本林業調査会 売り上げランキング: 590,073Amazon.co.jpで詳細を見る

『改訂 森林・林業・木材産業の将来予測』

含水率が調整できるようになったため、工場段階で構造用製材の強度性能を保証できるようになったわけである。改訂 森林・林業・木材産業の将来予測posted with amazlet at 13.11.27日本林業調査会 売り上げランキング: 692,819Amazon.co.jpで詳細を見る

西村 京太郎『祭りの果て、郡上八幡 』

その日の中に、十津川は、亀井と、名古屋から、新幹線で、帰京した。祭りの果て、郡上八幡 (文春文庫)posted with amazlet at 13.12.10西村 京太郎 文藝春秋 売り上げランキング: 820,271Amazon.co.jpで詳細を見る

国木田独歩『武蔵野』

…。そうすると思わず落日の美観をうることがある。日は富士の背に落ちんとしていまだまったく落ちず、富士の中腹に群むらがる雲は黄金色に染まって、見るがうちにさまざまの形に変ずる。連山の頂は白銀の鎖のような雪がしだいに遠く北に走って、終は暗憺たる雲のうちに没してしまう。 日が落ちる、野は風が強く吹く、林は鳴る、武蔵野は暮れんとする、寒さが身に沁しむ、その時は路をいそぎたまえ、顧みて思わず新月が枯林の梢の横に寒い光を放っているのを見る。風が今にも梢から月を吹き落としそうである。突然また…

長塚節『土』

…土から微かに動く。毎日のやうに西から埃を捲いて來る疾風がどうかするとはたと止つて、空際にはふわふわとした綿のやうな白い雲がほつかりと暖かい日光を浴ようとして僅かに立ち騰つたといふやうに、動きもしないで凝然して居ることがある。水に近い濕つた土が暖かい日光を思ふ一杯に吸うて其の勢ひづいた土の微かな刺戟を根に感ぜしめるので、田圃の榛の木の地味な蕾は目に立たぬ間に少づつ延びてひらひらと動き易くなる。其の刺戟から蛙はまだ蟄居の状態に在りながら、稀にはそつちでもこつちでもくくくくと鳴き出…

E.J.ラッセル『土壌の世界』

…如している環境因子は日光だけである。生命は可能な所であればどこにでも発生するという一般的原則にしたがって、土壌中にも土壌 条件に適応した、そして日光の欠如によって生命活動が妨害されない驚異的な生物集団が発達している。かれらは日光にほとんど適応していないので、大部分は 日光によって死滅する。 土壌の世界 (1971年)posted with amazlet at 13.11.12E.J.ラッセル 講談社 売り上げランキング: 2,014,598Amazon.co.jpで詳細を見…

水上勉『土を喰う日々』

…しがたい味になっている。和風即製チョコレートとでもいっていいか。似たものに、小布施の落雁の味があるが、あれは栗が材料だから、柿の甘さにはかなわない。黒砂糖をこねたようなねっとりした甘味なので、子供にもよろこばれようし、大人ももちろんうれしいのである。渋の少しのこっているところも野味だ。土を喰う日々―わが精進十二ヵ月 (新潮文庫)posted with amazlet at 13.11.12水上 勉 新潮社 売り上げランキング: 14,158Amazon.co.jpで詳細を見る

今和次郎『日本の民家』

日本の農業は小規模だから、日本の農村住宅はそんな色々な不便を忍ばなければならないのである。日本の民家 (岩波文庫)posted with amazlet at 13.11.03今 和次郎 岩波書店 売り上げランキング: 98,051Amazon.co.jpで詳細を見る

丸山 眞男『日本の思想』

…身のなかに巣食う偏見から もっとも自由でないことがまれではないのです。逆に、自分が「捉われている」ことを痛切に意識し、自分の「偏向」性をいつも見つめている者は、何とかし て、ヨリ自由に物事を認識し判断したいという努力をすることによって、相対的に自由になり得るチャンスに恵まれてることになります。p156 日本の思想 (岩波新書)posted with amazlet at 13.11.12丸山 真男 岩波書店 売り上げランキング: 2,140Amazon.co.jpで詳細を見る

長谷川 堯 『神殿か獄舎か』

…を見る 鈍重で厚い歴史の積層をいつも奇跡として開いたいくつかの、そしてほんのひとにぎりの、美しい神殿建築の実在によって、建築家たちはいまでも、他ならぬ神殿づくりの末裔としての内的な血脈を信じ、その職業への疑惑の刃と非難の矢を、重厚な壁と列柱の陰において、充分な余裕のなかにかわすことができると確信しているのだろうか。そうでないかぎり、すでに形骸となって久しいにもかかわらず、今日依然として私たちのまわりに連綿として登場するその神殿的建築の横溢の理由を説きあかすのは、とても困難だ。

嘉田由紀子『知事は何ができるのか』

…――そう自問自答する日々でもあった。湧き水など自然の水、近い水が暮らしの場から失われることが生活現場でも問題化されることはほとんどなかった。ましてや行政としては、不潔で前近代的な井戸水や湧き水などの水利用を克服し、近代水道を普及することが公的課題でもあり、社会的に税金を投入するべき方向であった。伝統的な水利用文化の喪失が社会的に問題化されることはなかった。 知事は何ができるのか―「日本病」の治療は地域からposted with amazlet at 13.10.24嘉田 由紀…

白洲正子『縁あって』

…来て、泊まる部屋になっている。あ くまでもそれは今この瞬間のことで、明日はまたどうなるかわからない。そういうものが家であり、人間であり、人間の生活であるからだが、原始的な農家は、 私の気ままな暮らしを許してくれる。三十年近くの間、よく堪えてくれたと有りがたく思っている。縁あって (PHP文芸文庫)posted with amazlet at 13.10.25白洲 正子 PHP研究所 (2013-05-17)売り上げランキング: 76,471Amazon.co.jpで詳細を見る

中谷宇吉郎『雪』

…ならぬ。また研究というものは多くの人に諒解され、利用されて、人々の注意が集って更に新しい段階に入ることが出来るのである。今日我国において最も緊急なことは、何事をするにも、正しい科学的精神と態度とをもって為すことが必要であるということであろう。これは何回繰返して言っても過ぎることはないであろうと思われる。 雪 (岩波文庫)posted with amazlet at 13.10.25中谷 宇吉郎 岩波書店 売り上げランキング: 104,755Amazon.co.jpで詳細を見る

新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』

…定していた。そして、日本社会のスタンダードな生き方は、サラリーマンの男性と専業主婦の女性だと思っていた。 そして、現実の社会は、わたしの想いと同じ方向に進んでいった。両親のような「地方で商売をする」という生き方がなくなった日本には、安定した自営業がほ とんど存在しなくなった。その結果、わたしの出身地――いや日本全体に、不安定な生き方を余儀なくされた者が残されてしまった。では、正社員にたどり着い ている者が幸せなのか。正社員を基軸にして社会を形成してしまった結果、今の日本に住ん…

三浦展『ファスト風土化する日本』

大量の自動車が絶え間なく走る幹線道路の風景は、流動性と不安定性そのものである。p48ファスト風土化する日本―郊外化とその病理 (新書y)posted with amazlet at 13.11.09三浦 展 洋泉社 売り上げランキング: 155,403Amazon.co.jpで詳細を見る

P・F・ドラッカー『ネクスト・ソサエティ』

…都市がそうだった。今日のアメリカ、そして世界中の大都市そうである。そこでは無法が幅をきかす。 人がコミュニティを必要とすることを最初に指摘したのが、フェルディナンド・テニエスの最高の古典『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト(コミュニティと社会)』(1887年)だった。しかし、テニエスのいう有機的な存在としてのコミュニティは、いまはどこにもない。回復してもいない。 したがって、今日われわれに課された課題は、都市社会にかつて一度も存在したことのないコミュニティを創造することである。…

森 博嗣 『工学部・水柿助教授の日常 』

…話を、より簡潔にわかりやすく整理し、順序立て、無駄を拝し、面白い点は強調して、ストーリィを再構成することにも、特に苦労を感じなかった。奥さんが目を輝かせて聞き入る光景を眺めていられることは、彼にとって非常に有意義な経験だったし、不純なのか純粋なのか微妙なところではあるが、それが水柿君の動機だったのだ。 工学部・水柿助教授の日常posted with amazlet at 13.09.23森 博嗣 幻冬舎 売り上げランキング: 932,705Amazon.co.jpで詳細を見る

宮本常一『忘れられた日本人』

…りしたのものだが、ほめられるうれしさから、だ んだん仕事に根気がでるようになった。草とりの御ほうびといえば、ツバナ、スイバ、イタドリ、イチゴ、野葡萄、グミなどのように田畑のあぜなどに野生して いるものが多かったが、それで十分満足したのである。私がさびしくて家へかえりたくなると、よい声でうたをうたった。忘れられた日本人 (岩波文庫)posted with amazlet at 13.09.23宮本 常一 岩波書店 売り上げランキング: 931Amazon.co.jpで詳細を見る

伊藤ていじ『日本デザイン論』

…た造形の中には、ひとつの特色があった。それは自然が創りだしたものには、どのひとつも同じ形のものはないということである。それはまるで人間の手になる芸術作品のように、どのひとつも同じものがないのによく似ていた。機械が工場で生産するものが、規格化された一定の形をもちうるのとまったく対照的である。日本デザイン論 (SD選書 5)posted with amazlet at 13.09.23伊藤 ていじ 鹿島出版会 売り上げランキング: 79,340Amazon.co.jpで詳細を見る

岩渕潤子『美術館で愛を語る』

私が日本の美術館を嫌悪している、おそらく最大の理由は、多様な価値観の器であるべき美術館が、何か均質的なものを醸し出す装置として、建物やその空間から、いやらしい圧迫感を漂わせているからではないかと思う。 美術館で愛を語る (PHP新書)posted with amazlet at 13.09.23岩渕 潤子 PHP研究所 売り上げランキング: 941,696Amazon.co.jpで詳細を見る