松木武彦『美の考古学』

埴輪の多数配列、鏡などの副葬品の多量集積。文化の個性を、物によって人の心を引きつけること、すなわち美の演出の方向性という面からとらえると、古墳の文化は、同じものをたくさん並べ、集めることによる「量の美」を、その本質としている。

美の考古学: 古代人は何に魅せられてきたか (新潮選書)
松木 武彦
新潮社
売り上げランキング: 156,310