長沼毅『生物圏の形而上学』

その四万十川も近年は相当に水量が減ってきている。この一因には過密な植林、いわゆる密植がある。近年は間伐(間引き)が推奨されるようになったが、地下水を吸い上げて蒸散させる「緑のストロー」がたくさん生えているようなものだからである。それでも森林が「緑のダム」と考えられている。それはなぜか。

生物圏の形而上学  ―宇宙・ヒト・微生物―
長沼毅
青土社
売り上げランキング: 923,539